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多くの人には戯言だけど、私と似た誰かにわずかでも糧になれば・・・何気ない人生の中で気付いたこと書いています。
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作家などがSF作品などで現在の科学技術では到底不可能なシロモノを登場させることがある。
たとえばタイムマシーン。
これを最初に考えた人は、どうやって考えたのだろうか?
単なる願望のみからだろうか?
おそらく違う。
物語を作る以上、矛盾だらけでは話にならない。
なんらかの科学的根拠を肌で感じて、そこから生み出したのではないかと思う。
「こういうものがあれば便利だ」と共感できるシロモノは
矛盾を取り払うことが出来る可能性を内に秘めているものだと思う。

発明は必ずしも科学者が生み出すものではない。
発想だけなら文学者の方が優れているようにも思う。
共感できる世界観とはどこか現実世界で共感できる部分があるものだ。
だからそこにあるシロモノも現実的でありやすい。

実際、作り話の中の素敵な道具を見た幼い科学者の卵が大人になったとき、
その道具の現実化を試みるかもしれない。
もしかしたら実際に実現化に成功した例だってあるかもしれない。

作家は時として科学的才能を瞬間的に発揮することがある。
自分の心の内に築き上げた世界にあるものがよくよく考えてみると、
まだ現実世界に存在していなかっただけだったと言う場合だってあるだろう。

まぁ、そういうもののほとんどは現実世界に登場しても
デメリットばかりが目に付くものであるが、
そこにある小さなメリット部分を大きく引き出すのが、
科学者の役目の一つでもあるんではないだろうか?

ゼロから何かを生み出す力とは、
科学の力とイコールで結ばれる訳ではないと思う。
それは発想から想像へそして創造へと進む力。
それは科学者だけが持っている力ではない。

たとえそこに科学的根拠が無くても、
そこに理想があり、それが光を放つ目標地点であるならば
その遠い目標に向かって科学は進み始めるものだと思う。
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